- 2021/03/13

『アコギ初心者が後悔しないための楽器の選び方ついて』
「これからアコギを始めてみようかな。」
「とりあえずアコギを買ったけれど何から始めたら良いのかわからない・・・。」
と悩んでいませんか?
アコギを独学で初めて練習するとうまくいかずに嫌になってしまうことってありますよね。
なかなか上達しないと挫折につながったりすることも多いです。
当記事では
これからアコギを始めてみようかと考えている方が失敗しないために
知っておくべきアコギの選び方と練習方法についてまとめました。
・【初心者必見!】アコギの選び方5選
まずは自分に合ったアコギを選ぶこと。
そして初心者のレベルにあったアコギの練習方法を実践することです。
順番に見ていきましょう。
【初心者必見!】アコギの選び方5選

まず楽器選びについて。
価格が高いものが必ずしも良いものだとは言えません。
何故なら、一言でアコギと言っても、形や材質がさまざまです。
厳密には、ボディの形や材質が違うことにより、音が大きく変わってきます。
プレイスタイル(やりたいこと)に合わせてアコギを選ぶ必要があるのです。
しかしながら、これから始める方や初心者の方は、音の違いや演奏性の違いはまだ
理解できません。
より良いアコギを購入したい気持ちも分かりますがまずは自分に合った
アコギ選びを始めることが大切です。
初心者がアコギを選ぶときのポイント下記5つについて詳しく解説します。
・種類
・構造の違い
・弦の素材
・弦の太さ
・価格
順番にみていきましょう。
①種類
アコギは大きく分けて
・「フォークタイプ」
・「ドレッドノートタイプ」
の2種類です。
主な違いは「くびれ」と「サウンド」です。
トレッドノートタイプはボディが大きめでくびれが浅いのが特徴で
メリハリのついた迫力あるサウンドが出すことができます。
コードをかき鳴らしながら弾き語りをするときには、ギター一本でも
低音から高音まで豊かなボリュームで伴奏してくれます。
ボディが大きい為、体の小さな方だと座って抱えたときに苦しいかもしれません。
それに対してフォークタイプは
ボディが小さめで、くびれが深くしっかりと抱え込みやすいのが特徴です。
サウンドでは軽やかなで繊細な高音を出すことができます。
ドレッドノートのような弾き語りの場面では、ボリュームや低音が薄く感じられるかもしれませんが、
アルペジオやフィンガーピッキングでは、繊細な中・高音が非常にマッチします。
また、ボディが小さく薄いタイプも多い為、体の小さな方も抱えやすいでしょう。
アコギの種類に応じて引きやすさやが変わってきますので、
一度最寄りの楽器店で試し弾きを行うことをおすすめします。
②構造の違い
アコギで使われているTOP材の構造は
単板(一枚板)か合板(複数の板)です。
単板か合板かで価格や音、耐久性に違いがあります。
単板で作られているアコギは振動が伝わりやすく、
サスティーンと呼ばれる音の伸びや響きが豊かになります。
しかし高価なものが多いのが特徴です。
単板に対して合板は丈夫でリーズナブルな価格帯のギターに多く採用されています。
音に関しては一般的には構造的に単板に劣りますが、耐久性が高いのも特徴です。
価格面、扱いやすさと言った面で、アコギ初心者の方におすすめされることが多いです。
基本知識は上記の通りですが、合板のアコギでも良い楽器もありますし、
楽器個体毎のバラツキも見られます。
合板、単板の違いは頭に入れた上で、実際に触ってみて選ぶのも良いでしょう。
③弦の素材
弦の種類は大きく分けると3種類です。
「ブロンズ弦」
「フォスファー・ブロンズ弦」
「コーティング弦」
最も一般的な弦はブロンズ弦です。購入しやすい価格が特徴です。
アコギ初心者の方にはブロンズ弦をお勧めします。
さらに「フォスファー・ブロンズ弦」はより高音の輝きが感じられる弦、
「コーティング弦」は耐久性が秀でた高価な弦です。
いずれにしても、弦は消耗品で一定期間で交換をしていきます。
初めのうちは弦交換で弦を切ってしまうこともありえますので、高価な弦よりは
しばらくはブロンズ弦などの安価な弦を使い、上達してきたら色々と試してみ事をお勧めします。
④弦の太さ
弦の太さは主に4種類に分けられます。
• エクストラライトゲージ
• カスタムライトゲージ
• ライトゲージ
• ミディアムゲージ
エクストラライトゲージは4種類の中で最も細い弦であり繊細なサウンドを実現し、
ミディアムゲージは最も太くずっしりとした音色を出すことができます。
弦の太さも演奏したい音楽ジャンルや、そのギター本体の特性を活かす為の要素もありますが、
一般的に出荷時に張られている弦は”ライトゲージ”ですので
アコギ初心者の方はまずは、ライトゲージを選んでおくと問題ないでしょう。
⑤価格帯
アコギ初心者が一番悩むのは価格でしょう。
1万円程度のアコギから、一般的な楽器店の店頭に置いてあるものでも上をみたら数十万円まで。
1万円程度のアコギでも問題なく練習できるものが殆どです。
しかし上達してくると、憧れのミュージシャンが使っているメーカーが欲しくなったり、
もっと良いものや持っていないボディシェイプのものが欲しくなることもあります。
続くかわからないので、初めは安価なもので練習し、上達したら買い換えるというのも一つの考え方ですが、
1万円程度だと機種のバリエーションはそんなにないでしょう。
予算をある程度多くみて探すと、ある程度の種類やメーカーから選ぶことができるようになります。
1万円程度の中国製やインドネシア製の楽器と比べ、国産の楽器は使っている木材自体国内で伐採されたものを使い、
四季の中で乾燥させ、楽器として製造している為、気温や湿度の変化に比較的強いという特徴もあります。
慎重に低予算から始めたい人、気に入ったもので始めたい人、人の性格によっても選ぶ価格帯は違ってくると思います。
1万円程度の安価な楽器~10万円以下の国産楽器の中で、上記のようにご自身の性格や経済面も考慮して購入する事をお勧めします。
あとは、楽器店の店頭で実際に触って選ぶことができる場合は、気に入った楽器を選ぶのも、練習をするのが楽しみになり
モチベーション高く継続することができる要素の一つです。
まとめ:初心者は自分に合ったアコギ選びを

アコギ初心者の方に向けて
アコギの選び方
についてご紹介してきました。
自分に合った方法を行うことが大切です。
アコギ初心者の方は
種類:店頭で試しに弾いて自分に合ったアコギ・気に入ったアコギ
作り:合板でも可・単板だと一般的に合板より音の伸びや響きが豊か
弦の太さ:ライトゲージがお勧め
弦の種類:ブロンズ弦(まめに替えたいので安価なもの)
価格:1万円~10万円以内
上記5点の中でも特に”価格”と”種類”はアコギを選ぶ上で大きなポイントとなります。
アコギ初心者の方へ有益な記事になれば幸いです。