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【DTM講師に聞いた】DTMの初心者に必要な機材とDTMの魅力とは
  • 2021/08/03

【DTM講師に聞いた】DTMの初心者に必要な機材とDTMの魅力とは

DTMとPCの進化によって音楽を手軽に、高品質に作れるようになってきました。

レコーディングスタジオが必ず必要だったと思われていたことが、現在ではPCなど少しの機材で音楽を高品質に作ることもできます。

DTMを始めてみたい、という方も増えているようですが、初心者が始めるにあたり必要な機材は何でしょうか?

DTM初心者が用意しておきたい機材と、DTMの魅力についてタクプラで人気のDTM講師、松浦圭さんに教えていただきました。

DTM初心者が用意すべき機材は?

--DTMを始めたいと思ったときに初心者が用意すべき機材は何でしょうか?

1、パソコン

WindowsまたはMachintosh。Mac専用のソフトを使う場合はMacが必要です。

2、音楽ソフト(DAW)

代表的なものではLogic Pro(ロジック・プロ)、 Cubase(キューべース)StudioOne(スタジオワン)などがあります。

3、MIDIキーボード

キーボードが情報を音楽ソフトに入力するためのコントローラーの役割を果たします。

MIDIとはMusical Instrument Digital Interfaceの頭文字をとったもので、「演奏データ」をやりとりするための規格です。

MIDIキーボードは単体では音は出ないので、パソコンやオーディオ・インターフェースに接続が必要です。

標準的な61鍵(ケン)のものが最も使い勝手がよく、おすすめです。

鍵が少ないものでも使うことは可能ですが、音域(発音可能な音の高低差)が狭ため、トランスボードで音階を切り替える作業が必要になります。

<一口メモ>
MIDIキーボードには25、49、61、88などさまざまな鍵盤の数のものがあります。

音楽理論やピアノに触れたことがない人からすると、25鍵でも多いと思う方もいるかもしれませんが、1つの音階(ドレミファソラシ)で12音階ですので、25鍵だと1オクターブ高い音までしか一度に表現できません。そのため、C、C#、D、D#、E、F、F#、G、G#、A、A#、Bを入力する場合は、その都度、音階の切り替えが必要になります。

また、一般的なシンセサイザーと同サイズで、演奏用にも使用できるのが61鍵、アコースティックピアノと同じ鍵盤数があるのが88鍵です。49鍵のものは持ち運びやすいメリットがあります。

4、オーディオ・インターフェース

マイクやシンセなどの音をパソコンに取り込んだり、取り込んだ音を再生するときに使う機器です。

パソコンと、MIDIキーボード、ギター、マイクなどを繋ぐ役割を担います。

価格は2、3万のもので十分でしょう。

作曲だけで歌わない人(マイクを接続して音楽ソフトへ声を取り込まない場合)は、MIDIキーボードのUSBケーブルを直接PCに接続できるので、オーディオ・インターフェースがなくても、PC、音楽ソフト、MIDIキーボードの3つではじめても大丈夫です。

--機材を選ぶ際の注意点は?

それぞれの機材が、PCのOS(OSのバージョン)に対応しているかは、最低限確認が必要です。

特に、中古などで購入する場合は、PCの最新のOSに対応していないケースなどがあります。

オーディオ・インターフェースの多くはMac、Windows両方使えるものが多いのですが、中にはどちらか一方しか使えないものもあるので、購入前に確認しておきましょう。

プロが語る、DTMの魅力とは?

--松浦先生が感じる、DTMの魅力について教えてください。

DTMのことを、昔は「打ち込み」と呼んでいました。
1980年代にMIDIが登場し、一般人でもDTMが使える時代になりました。

DTMが登場する前は、楽器ができないと音楽を作ることはできませんでした、私も元は自宅録音から始め、曲のイントロでサックスがほしいと思えばサックス奏者に声をかけたりする必要がありましたが、DTMなら楽器や奏者要らずで、音を入れることができます。

向き、不向きもあるとは思うのですが私の場合、一人で音楽が完結できるのはDTMという方法しかありませんでした。

学生時代には数々のバンド(当時はベーシストでした)を経験しましたが、メンバーとの関係性において不満などいろいろありました。
例えばギタリストに「こんな感じで演奏して欲しい」と思っても上手くいくとは限りません。

ですがDTMなら自分の好きなように演奏させられますから、音楽の可能性が広がります。

音楽で表現したい方にとって可能性が無限のDTM、独学で行き詰ったらタクプラのオンラインレッスンも試してみてはいかがでしょうか。

松浦圭(まつうら・けい) プロフィール

「作、編曲家として」

SMAPなどのクオリティの高いポップスの作曲や編曲から「ルパン三世」等、ファンタスティック・プラスチックマシーン、ラッパ我リヤらとのリミックス制作、「SMAPxSMAP」などのTV、ラジオ番組の編曲、映像作品のサウンドトラックの制作などジャンルを問わず活躍。

「CM音楽、TV、ラジオ、映画サウンドトラック、クリエーターとして」

フジTV「SMAPxSMAP」、TBSラジオ「子安、氷上のゲムドラナイト」、文化放送「しんみち家の人々」等、ドキュメンタリー映画「大集結!!日本の警察車両」、「大集結!!日本の救急車両」等。

小学館CM「ドラゼミ」、サンゲツCM、三菱UFJグループCM、コーセーCM「ソフティモ」、ハウス食品CM「ふうふうシチュー」、ハウス食品CM「唐辛子の力」、明星CMやきそば「一平ちゃん」等。

Abema TV 「指原莉乃&ブラマヨの恋するサイテー男総選挙」、「イマっぽTV」等。

「アーティスト、プロデューサーとして」

現在までに以下の名義で4度メジャーデビューしており、多数作品をリリース。

他のプロデュース仕事と同様に自己プロデュースによる。(グリープスを除く)

'06年〜 テリー&フランシスコ(Terry&Francisco)[エイベックス/J-more] 、

'96年〜 ワイルド・フラワー(wild flower) [ファンハウス]、

'95年〜 パウダー(powder)[ポニーキャニオン]、

'93年〜 グリープス(gleeps)[日本コロムビア]、等。

2012「肌色の桜/ロマン喫茶」HMVインディーズ・チャート1位。

2016「HighTimes/THREE1989」iTunes、ダンスミュージックチャート5位。

2017 「TimeLine/THREE1989」リリース。

2018 「JETBLUE/THREE1989」リリース。

    THREE1989のボーカル、ShoheyがフジTV「テラスハウス」出演。

2019 アルバム「KISS」THREE1989 リリース。

2020 テリー&フランシスコ、コンプリートアルバム「ギャラクシー」をリリース。

    (Terry&Francisco)[エイベックス)12年ぶりの新曲発表&ライブも開始。

「リミキサーとして」

'00「The Millennium of BACH」(コナミミュージックエンタテインメント)

'99「ルパン三世」アナログボックス1968~1992(日本コロムビア)

'97「GROOVE TO MOVE」喜納昌吉&チャンプルーズ(日本コロムビア) 、等。